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イベントレポート hello, pop-up vol.02 『 HOUGA×言葉の展示』

HOUGA×言葉の展示イベントレポート

2020年9月20日(日)中目黒にあるOPEN NAKAMEGUROにて、POPAP企画展「HOUGA×言葉の展示 #流れる月と君に」を開催。


「ときめきが萌芽する」をコンセプトに作られたHOUGA(@_houga_)の服を目にした瞬間は、手紙の封をあける瞬間のときめきに似ている。そんな感覚から、HOUGAを身に纏う女性の物語が生まれました。

物語の主人公が最後に目を閉じ、思い浮かべた景色(文字)とは何だったのだろうー。

彼女が瞼の裏に思い浮かべた宇宙を、総勢17名のクリエイターが想像し、言葉を紡ぎました。

「HOUGAのお洋服」と「物語」と「最後の景色」が掛け合わさった今展示。クリエイターによる短い文章はどれも魅力的で、ほとんどの来場者が全ての手紙を読んでくださっていました。




■ファッションブランドHOUGA・デザイナー石田萌さんにインタビュー


─ 今企画に参加しようと思ったポイントは?

服と言葉を掛け合わせた企画展のお話をPOPAPさんからお声がけをいただいて、面白いことができそうだなと思って参加を決めました。



─ 文章も書いてくださって、ありがとうございます。

私は喋ることも文章を書くことも苦手なので、服で表現をしているんですけど、今回は服への想いを手紙に込めて書かせてもらいました。


─ なるほど。今回、「ときめきが萌芽する」というHOUGAのコンセプトから企画のメインとなる物語が始まっていますが、具体的にはどんな想いが込められているんですか?

着たときに気分が上がったり、一歩踏み出したくなるような服をつくることを意識しています。スタイリングへの取り入れやすさや使いやすさというよりは、特別な日に気合をいれるために着たくなる服が作りたくて。



─ プロダクトのどんなところに“ときめき“を込めていますか?

着たときに動きたくなるようなシルエットを大事にしています。歩いたときにふわっと広がるとか。HOUGAを着てくださるときって、「これを着よう」って思って着てくれてると思うので、そういうときに明るい気持ちになったり、ときめきが芽生える服を作りたかったんです。


─ HOUGAをはじめたきっかけは?

着てる服からコミュニケーションが始まることがあるじゃないですか。そういう、服を通して明るく話ができたり、コミュニケーションのきっかけになるような服を作りたいと思ったことがきかっけです。パーティードレスをメインに作っているんですけど、パーティードレスって体のラインにフィットしてたり、形が決まってるイメージだったので、体のラインが出なくても、着たときにしっくりくるというか、なんかフィットする。そんな空気感を大切にしています。


─ たしかに、これまでのパーティードレスとは全然違いますね。20AWのシーズンテーマはなんですか?


「Queen it」で、女王様のように、我儘で傲慢な振る舞いに憧れる女の子のイメージ。毎回、不思議の国のアリスとか鏡の国のアリスからインスピレーションを受けていて、子供の頃のような純粋で無邪気な気持ちで着られる服を作っています。


─ まさに!イメージムービーでも無邪気に楽しむ女の子の姿が印象的でした。企画展で、HOUGAと言葉のコラボレーションを行ってみて、いかがでしたか?

文章を考えてくれたクリエイターさんたちは、「HOUGAの服を着た人はどんな人なんだろう」と考えてくれたと思うんですけど、むしろ私はその物語を読んで「あ、そういう人を想像するんだ」とか、いろんな人が思うHOUGAを知ることができました。私自身、自分らしさとか、子供の無邪気さを意識して服を作っていたけど、具体的な像を浮かべていた訳ではなかったので、各々が想像した女の子像を見て、納得というか「やっぱりHOUGAを着る女の子ってそういう女の子なんだな」と自分の中でも具体化されたと思います。

公式HP:https://houga.jp/
Instagram:@_houga_

【参加クリエイター(順不同)】

吉岡りん子
加藤翼
大橋凜太郎
CHiNPAN
藤宮ニア
原もえ
永莉 ely
宮地彩華
石田萌(HOUGA)
カネハナ*
やまだゆうこ
Kotetsu Nakazato
野中うみ
Mayu Hashimoto
コヅエ
天野花
真野マモル

【開催場所】

OPEN NAKAMEGURO
Instagram:@open_nakameguro

〒153-0051
東京都目黒区上目黒2-9-17
Nakameguro Crossover1F