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「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画ー横山大観、杉山寧から現代の作家まで」12/3までポーラ美術館にて開催中


  • ポーラ美術館 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 小塚山1285 Hakone, Kanagawa, 250-0631 Japan (マ⁠ップ)

「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画ー横山大観、杉山寧から現代の作家まで」12/3までポーラ美術館にて開催中

現代作家の新作も多数公開!現在の日本画の秘められた可能性に迫る

ポーラ美術館では、12月3日(日)まで、「革新」をテーマに日本画の誕生から現代までの展開をダイナミックに紹介する大規模展「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」を開催中です。

【展示風景】三瀬夏之介(第1会場|展示室1) Photo: Ken KATO

「日本画」は日本の伝統的な絵画と西洋画の接触により、新しい表現形式として確立されましたが、日本という近代国家の形成期における文化的混沌の中で画家たちは、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いと向き合うことを余儀なくされました。第二次世界大戦後は、画壇において日本画滅亡論が唱えられましたが、近代日本画を超克し「新しい日本絵画の創造」を目指した現代日本画の担い手たちの活躍によって、「日本画」は新たな段階へと進みました。

グローバリズムが加速し、西洋と東洋という二分化がもはや意味をなさず、主題や形式、画材などが多様化する21世紀のアートシーンにおいて、現在の「日本画」にはいかなる可能性が秘められているのでしょうか。本展覧会は、近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々にあらためて注目し、その真髄に迫るものです。

■ 展覧会概要

「シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画―横山大観、杉山寧から現代の作家まで」
● 会期:2023年7月15日(土)~12月3日(日)
● 会場:ポーラ美術館 展示室1、2、3、アトリウム ギャラリー
    (〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 小塚山1285)
● 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
● 休館⽇:展覧会の会期中は無休 ※展示替えによる臨時休館あり
● TEL:0460-84-2111
● 入館料:大人¥1,800/シニア割引(65 歳以上)¥1,600
     大学・高校生¥1,300/中学生以下無料
     障害者手帳をお持ちのご本人及び付添者(1 名まで)¥1,000
     ※すべて税込 団体割引あり
● 公式サイト:https://www.polamuseum.or.jp/
● 展覧会HP:https://www.polamuseum.or.jp/sp/shinjapanesepainting/

● 主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
● 会場構成:中川エリカ建築設計事務所
● おもな出品作家:横山大観、川端龍子、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、杉山寧、東山魁夷、加山又造、荒井経、山本太郎、三瀬夏之介、久松知子、谷保玲奈、吉澤舞子、長谷川幾与、マコトフジムラ、野口哲哉、深堀隆介、半澤友美、山本基、天野喜孝、李禹煥、蔡國強、杉本博司、春原直人、永沢碧衣ほか

■ イベントスケジュール

会期中には、出展作家を迎え、現代の日本画の新たな展開を間近に感じることができる様々なイベントを開催いたします。

● 7月22日(土)、23日(日) 山本基による塩を用いたインスタレーションの公開制作
● 10月8日(日) 吉澤舞子によるボディペイント&ダンスパフォーマンス
● 10月28日(土) 三瀬夏之介によるアーティストトーク

■ 主な展示風景(Photo:Ken KATO)

<第1会場|展示室1>

杉山寧 《慈悲光》 1936年(昭和11) 福田美術館

 「第2章 日本画の革新」より

「第3章 戦後日本画のマティエール」より


<第2会場|展示室2、3>

左:マコトフジムラ 右:山本基

野口哲哉

左:吉澤舞子 右:半澤友美

左奥:天野喜孝 右:谷保玲奈 手前:半澤友美

蔡國強 《四季讃歌―春生、夏長、秋收、冬蔵》2009年(平成21) 萬亀山 東長寺

左より:山本太郎、杉本博司、長谷川幾与、李禹煥

左:荒井経 中央:永沢碧衣 右:春原直人

永沢碧衣 《山景を纏う者》 2021年(令和3)作家蔵

<第3会場|アトリウム ギャラリー「マテリアルズ 日本画材の博物館」>

 PIGMENT TOKYOの企画協力で、日本画の「革新」を支えた画材や、顔料の原料となる鉱石やクリスタル、筆や刷毛などの道具を紹介します。伝統的な天然岩絵具から、現代の作家たちが制作に用いるエフェクト顔料などの新しい画材を含む500色の顔料を展示しています。

■ ポーラ美術館について

2002 年に「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに神奈川県箱根町に開館。印象派から20世紀にかけての西洋絵画を中心とした、国内屈指のコレクションを核とする展覧会を開催する一方で、現代美術の第一線で活躍する国際的な作家たちの作品も展示し、同時代の表現へと展望を拡げている。富士箱根伊豆国立公園という立地を生かした森の遊歩道では四季折々の豊かな自然を楽しめる。

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