「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」フォトレポート
2020年7月31日より森美術館にて「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」が開催中。日本を代表する現代美術の6名のスターの作品を歴史の系譜と並置して紹介する内容となっています。現代美術初心者にオススメしたい本展、今回はフォトレポートとして公開します。事前予約制となっているため、専用オンラインサイトにて日時指定券を事前にご購入ください。(http://www.e-tix.jp/mamtcv/)
開催概要
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展覧会名:「STARS展:現代美術のスターたち — 日本から世界へ」
主催:森美術館
協 賛 : モ ル ガ ン ・ ス タ ン レ ー 、鹿 島 建 設 株 式 会 社 、株 式 会 社 大 林 組 、日 本 M G M リ ゾ ー ツ 、 楽天株式会社、SENSAI、ソニー株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社きんでん 協力:日本航空
制作協力:デルタ電子株式会社、東芝ライテック株式会社
企画:片岡真実( 森美術館館長 )、近藤健一( 森美術館シニア・キュレーター)、
椿 玲子(森美術館キュレーター)、德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)、 熊倉晴子( 森美術館アシスタント・キュレーター)、
矢作 学(森美術館アシスタント・キュレーター) 会期:2020年7月31日(金)—2021年1月3日(日)
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
* 入 館 は 閉 館 時 間 の 3 0 分 前 ま で * 会 期 中 無 休 * た だ し 、9 / 2 2( 火・祝 )、1 1 / 3( 火・祝 )は 2 2 : 0 0 ま で *当館の新型コロナウイルスの感染症対策への取り組みについてはウェブサイトでご確認ください。 https://www.mori.art.museum/jp/news/2020/06/4102/
入 館 料 : 一 般 2 , 0 0 0 円 、学 生( 高 校 ・ 大 学 生 )1 , 3 0 0 円 、子 供( 4 歳 ― 中 学 生 )7 0 0 円 、シ ニ ア( 6 5 歳 以 上 )1 , 7 0 0 円
*入館は事前予約制です。専用オンラインサイトで日時指定券をご購入ください。 https://www.e-tix.jp/mamtcv/
* 表 示 料 金 に 消 費 税 込 * 本 展 の チ ケ ッ ト で 、 同 時 開 催 の 「 M A M コ レ ク シ ョ ン 0 1 2 : サ ム ソ ン ・ ヤ ン ( 楊 嘉 輝 ) 」 、「 M A M ス ク リ ー ン 0 1 3 : ムニーラ・アル・ソルフ」「、MAMプロジェクト028:シオン」をご鑑賞いただけます。 *六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー、屋上 スカイ デッキ、森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。
一般のお問い合わせ:Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル) 森美術館ウェブサイト www.mori.art.museum
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李禹煥
アーカイブ展 日本の現代美術はどのように海外で紹介されたのか
アーカイブ展の前半部分は、アーティストの活動歴6名のアーティストがこれまで出展した主要な展覧会歴、カタログ、展示風景写真、展覧会評などの資料を通して、各アーティストが世界でどのように評価されてきたかを解き明かす内容となっております。
アーカイブ展の後半は1950年以降、海外で開催された日本の現代美術展のなかから50展を選出し、各展の概要とともに、展示写真や当時 の批評など、貴重なオリジナル資料を含めて紹介します。主催者や企画者はどのように「 日本 」を伝えようとしたのか。 また、どのように受け取られたのか。資料のなかには厳しい批評などもあり、その道のりは順風満帆ではなかったこと が伺えます。日本の現代美術の海外における受容の歴史を紐解きます。
草間彌生
奈良美智
杉本博司
MAMコレクション012:サムソン・ヤン(楊嘉輝)
企画:近藤健一( 森美術館シニア・キュレーター)
サムソン・ヤン(楊嘉輝)の映像と音を使ったインスタレーションを
紹介します。オーケストラが交響曲を演奏する様子が映し出されるも、
弦にテープを巻くなど、楽器が奏でる音が響かないように消音(ミュート)
されています。かわりに、奏者の身体的な動作によって生み出される
ガサガサという普段は聞くことができない音が響く別世界が広がります。
これは、私たちが見聞きしているものの裏には別の真実があるかもしれない、
ということを気づかせてくれるのです。
MAMスクリーン013:ムニーラ・アル・ソルフ
企画:近藤健一( 森美術館シニア・キュレーター)
ムニーラ・アル・ソルフは、社会の中の小さな出来事や他愛ない物語、
女性ならではのエピソードを、ユーモアを込めて描きます。
ときにフィクションやファンタジーが織り交ぜられるドキュメンタリー風の
映像作品は、登場人物の「語り」が鍵となります。
*上映スケジュールについては、森美術館ウェブサイトをご覧ください。 www.mori.art.museum
MAMプロジェクト028:シオン
企画:德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
シオン* は、ポップカルチャーと韓国の伝統的なシャーマニズムの
対比を手掛かりに、ジェンダー問題、経済格差や大量消費といった
現代社会の諸問題を主題とする、多様な表現手法の作品を制作してきました。
本展では、現在拠点を置くポーランドで取り組んでいる立体作品を中心とした
インスタレーションを発表します。
*2019 年ヒョンギョンからシオンに改名