沖縄の歴史や文化を楽しむ関連イベントももりだくさん！沖縄復帰50年記念特別展「琉球」開催決定！！

2022 年5 月3 日（火・祝）より東京国立博物館（東京・上野）にて開催する沖縄復帰50 年記念　特別展「琉球」の開幕に先駆けて、本展担当研究員よりイチオシの出品作品の見どころを紹介いたします。

また、本展開催を記念し、沖縄の歴史や文化を楽しむ関連イベントも実施予定です。この機会にぜひ足をお運びください。

【開催概要】

令和 4 年（2022）、沖縄県は復帰 50 年を迎えます。かつて琉球王国として独自の歴史と文化を有した沖縄は、明治以降の近代化や先の戦争という困難を乗り越え、現在もその歴史、文化を未来につなぐ努力を続けています。

本展は、王国時代の歴史資料・工芸作品、国王尚家に伝わる宝物に加え、考古遺物や民族作品などのさまざまな文化財が一堂に会し、さらに、平成27 年度より琉球王国文化遺産集積・再興事業として、失われた文化遺産の復元に取り組んできました。この事業によって制作された復元作品も多数展示します。

琉球・沖縄の歴史や文化を総合的にご覧いただけるまたとない機会です。力強く輝き続ける琉球の歴史と文化を過去最大規模で展観します。

● 会期：2022 年5 月3 日（火・祝）～6 月26 日（日）
● 会場：東京国立博物館平成館（〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9）
● 休館日：月曜日
● 開館時間：9:30～17:00（入館は閉館の30 分前まで）
● 観覧料：一般 2,100 円、大学生1,300 円、高校生 900 円中学生以下、障がい者とその介護者1 名は無料。

※混雑時は入場をお待ちいただく可能性がございます。
※中学生以下、障がい者とその介護者1 名は無料。入館の際に学生証、障がい者手帳等をご提示ください。

● 展覧会公式サイト：https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/
● 展覧会公式Twitter：＠ryukyu2022

【4月25日（月） 10時よりオンラインにて観覧券販売開始！】

4 月25 日（月）10 時よりARTPASS にて本展観覧券を販売開始します。
本展は事前予約不要です。ご来館時に東京国立博物館正門チケット売り場でもご購入可能です。
詳細は展覧会公式サイト等をご確認ください。

【東京国立博物館研究員おススメの作品を一部ご紹介！】

本展出品作品のうち、研究員おすすめ作品をピックアップして、見どころをご紹介します。

白地緯絣桐板衣裳（しろじよこがすりとんびゃんいしょう）

●第二尚氏時代・19 世紀　沖縄・那覇市歴史博物館蔵
●展示期間：5 月3 日(火・祝)～5 月29 日(日) ※東京会場のみ

主に首里で用いられていた桐板は、現在では製法が不明となり「幻の織物」と言われてきました。顕微鏡を覗くと植物繊維の糸なのに、まるでガラスのように透き通っています。一説には、龍舌蘭の幹から採取し中国福建省から輸入された糸といわれています。

虎図（とらず）

●第二尚氏時代・19 世紀東京国立博物館蔵
● 展示期間：5 月3 日(火・祝)～5 月29 日(日) ※東京会場のみ

まんまるまなこに三日月型の瞳孔、ふさふさした眉、S 字型にカーブする口元、やわらかそうな足。琉球の虎は、愛嬌のある姿が特徴です。びっしりと描かれた毛並み、そこに見られる「つむじ」にもご注目ください。

沖縄県指定文化財楷書物外楼記巻（かいしょぶつがいろうきかん )

名護親方寵文（程順則）筆江戸時代・正徳5 年（1715）沖縄県立博物館・美術館蔵

●展示期間：通期展示 ※東京会場のみ

琉球の代表的な儒家、程順則が、近衞家熈（このえいえひろ）に寄せた詩文。鴨川沿いの物外楼で過ごす家熈の清雅な様子を、端整な字姿で記します。本巻は程順則の手控えとみられ、家熈に贈った１巻（京都・陽明文庫蔵、東京会場で通期展示）と書きぶりの違いにご注目ください。

【沖縄復帰50年記念　特別展「琉球」開催記念　関連イベント】

■重要無形文化財指定 50 年記念企画「琉球芸能の華～組踊と琉球舞踊～」

国の重要無形文化財に指定されて50 年となる組踊を記念し、国立劇場おきなわの金城真次芸術監督（県指定無形文化財「琉球歌劇」保持者、伝統組踊保存会伝承者）が、組踊や琉球舞踊の歴史や解説を映像や演舞を交えて紹介する公演です。

●日時：2022 年5 月15 日（日）午後3 時（約60 分）
※受付時間は30 分前から
●場所：東京国立博物館平成館１階大講堂
●協力：公益財団法人国立劇場おきなわ運営財団
● 出演：国立劇場おきなわ金城真次芸術監督ほか
● 内容：

金城真次芸術監督による組踊の歴史や琉球舞踊の解説
組踊のダイジェスト映像上映（約15 分）
琉球舞踊の実演
かぎやで風：髙井賢太郎、島尻紀希
天川：仲嶺夕理彩
上り口説：髙井賢太郎
浜千鳥：島尻紀希

●定員：150 名
＊事前申込制。応募多数の場合は抽選。

■沖縄ご当地ヒーロー琉神マブヤーと学ぼう！おきなわの歴史と美術

沖縄のご当地ヒーロー「琉神マブヤー」と一緒に、琉球・沖縄の歴史・文化を、本展出品作品を見ながら楽しく学ぶレクチャーです。東京国立博物館の担当研究員が展覧会や出展作品を紹介。レクチャー終了後に琉神マブヤーとの記念撮影会も予定しています。

●日時：2022年5月15日（日）午後１時（約40分）
※受付時間は 30 分前から
●場所：東京国立博物館平成館１階大講堂
●出演：琉神マブヤー
●展覧会解説：企画課出版企画室主任研究員三笠景子
●内容：・おきなわの歴史と美術を楽しく学ぶレクチャー
　　　・琉神マブヤーと記念撮影会
●定員：150名
＊事前申込制。応募多数の場合は抽選

上記関連イベント　応募受付
4 月25 日(月）～5 月5 日(木)

＊当選者には当選通知メールを送付。１応募あたり最大４名まで申込可。
＊応募はお一人様につき１回まで可。
＊当選者には5 月6 日(金)以降にメールで通知します。
＊小学生以下の入場には、保護者（高校生以上）の同伴が必要です。
＊詳細は展覧会公式サイト・SNS 上で発表します。参加費：無料
＊ただし、特別展「琉球」の観覧券（当日以前に使用済みの観覧券でも可。その場合は当日の入館料が必要）

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