「筆談」で楽しむBookCafe&Bar「デカメロン」新宿・歌舞伎町に100日限定でオープン
「人が人と会うとはどういうことなのか。」100日間試行錯誤し記録するBookCafe&Bar「デカメロン」。
店内に設置したノートには、訪れた客がコロナ禍における自らの物語を書き記し、閲覧できる。アート展示、書籍販売も展開中。
2020年に移転再オープンを予定していた歌舞伎町ブックセンター。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請をうけ再開計画は頓挫してしまったが、プロデュースを手掛けるSmappa!Groupは再開予定地にて新たなコンセプトのバー「デカメロン」をオープンした。
現在の状況は歌舞伎町ブックセンターの再オープン「前」なのか、再オープンが叶わない「後」なのかといった問いを出発点に、カフェ&バー営業の新しい形態を模索する「デカメロン」。店内では前後酒を中心に飲食物の提供およびアート展示、書籍販売を行うと同時に、まずは筆談でのコミュニケーションを推奨する。
店名「デカメロン」は、ジョバンニ・ボッカッチオの作品[Decameron]から引用。同書は1348年に大流行したペストから逃れるため、フィレンツェ郊外に引きこもった男3人、女7人の10人が退屈しのぎの話をするという物語集。これを2020年の現代に置き換え、店舗デカメロンを訪れた客がコロナ禍の物語を記す試みも行う。また、書籍[Decameron]に収録される100話をモチーフに、営業期間は※100日(7月22日~10月30日)限定で開催。(※現在は11月8日まで延長となった)
「前」/「後」、そしてその間。歌舞伎町で前後酒を飲みながら「間」について、書き記し、記録することで現代の「人曲」を奏でる場を目指している。
■前後酒を愉しむ
季節のネグローニ
国産ハーブのモヒート など
■物語を蒐集する
店内には訪れる人々の物語をしたためるノートを設置。あえて歌舞伎町に足を運び、自分の経験や思いを文字にしたためると共に、感染症と共に生きる市井の人々の物語を閲覧できる。
■企画展示
1階がカフェ&バー、2階が展示スペースとなっていて、「言葉はわかるが、話が通じない」というテーマのもと、月替りで様々なアーティストが個展を行う。
※参加作家は公式Twitterアカウントにて都度発表
https://twitter.com/Decameron_20
■ロゴデザイン
新宿の街を象徴するDADAのイメージを直接的に落とし込むためにアルファベットにも見える重心の低いゴシックを用いて、それをバラバラに配置することで街に点在するお店と結びつけた。
【店舗情報】
■店名 デカメロン
■住所 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-12-4
■電話番号 03-6265-9013
■営業時間 14:00~翌0:00
※新型コロナウイルス等の状況により時間が変更となる場合あり
■定休日 不定休
Facebook:https://www.facebook.com/decameron.kabukicho/
Twitter:https://twitter.com/Decameron_20