「Depths of Dreams - 夢・時間・記憶」がWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOにて3月12日より開催
あなたの夢は私の夢。夢・時間・記憶を切り口とした作家5名をキュレーション。
プロジェクト・プロダクション・コレクティブWATOWA GALLERYは、5名の作家により夢·時間·記憶をめぐるイメージを絵画、写真、インスタレーション、ビデオで具象化した「Depths of Dreams - 夢・時間・記憶」展を2023年3月12日(日)から3月26日(日)まで開催いたします。
夢は、古代は神などの超自然的な存在からのお告げと考えられたり、心理学の世界では潜在意識や抑圧された感情が夢となって現れるとも言われています。時間と空間がいくつも折り重なって浮かび上がる夢の舞台では、人々の過去や未来、現実と妄想、意識と潜在意識、様々な 要素が複雑に混ざりあい作りあげられた物語が繰り広げられます。私達にとって夢とはどのようなものでしょうか?
本展覧会は、5名の作家による絵画、写真、インスタレーション、ビデオで構成され、夢・時間・記憶をめぐるイメージの具象化を提示します。これらの作品を通じて、現代を生きる私たちが持っている、さながら夢のような時間の主観性や客観性は何かを問うと同時に、私たちは、夢であれ、日常生活であれ、自己や他者であれ、何を体験・記憶するのかだけではなく、いかに時空を越えて生きているのかという問いを投げかけます。
WATOWA GALLERY/THE BOX TOKYOのスペースが全体的に没入型·シェア型の体験空間を創出され、人々の夢で生まれたランドスケープ、時間の経過が物質世界に残した痕跡、過去または未来の記憶の風景を示します。すべての未来はこれから起こる過去です。私たちは夢の中の人であり、夢を見ている人でもあるかもしれません。
本展覧会は、WATOWA GALLERY/THE BOX TOKYOによって夢の奥に入り込む空間を生み出し、夢の実在のイメージや、夢の素材でもある現在人々の私的·集団的記憶を具体的に表現し、共有します。
■開催概要
Depths of Dreams - 夢・時間・記憶
会期: 2023年3月12日(日) 〜 3月26日(日) 12:00〜19:00
会場: WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO (東京都台東区今戶1丁目2-10 3F)
来場: 観覧料500円(税込)〜
* 3/15 (水)、3/22 (水) は観覧無料。
* 右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/3402
自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から入場料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。)
イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2023/02/depth-of.html
HP:https://watowagallery.com
Instagram:@watowagallery
■出展作家プロフィール/代表作品
因幡 都頼(Torai Inaba)
1988年北海道生まれ。2012年、武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。 近年主な個展に、「目他-ユニバース」(watowagallery/elephant STUDIO, 2022)、「レスポワール 展」(スルガ台画廊, 2020)、「12」(画廊くにまつ⻘山, 2019)、「因幡都頼個展 -無声-」(コートギャ ラリー国立, 2017)、「ここにない堤防」(コートギャラリー国立, 2016)など。公募展に、2022年「第25回 岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)、2021年「第8回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞」展、優秀賞(豊橋市美術博物館)、2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)など。
HP: https://inabatorai.com IG: @toraiinaba
今坂 庸二朗(Yojiro Imasaka)
1983年広島県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、2007年に渡米。NYのプラットインスティテュートでMFAを取得し、現在NYのブルックリンを拠点に活動。これまでにミネアポリス美術館、東京都美術 館、パリフォト、ニュージャージーシティ大学ギャラリー、NYのアートプロジェクト・インターナショ ナル、パリフォト等での個展やグループ展で作品を展示。作品は、サンノゼ美術館、ミネアポリス美術 館、ミード美術館/アマースト大学、カーネギー美術館、ニューオリンズ美術館、また複数のプライベ ートコレクションに収蔵されている。出版物には、賞を受賞しフェニックス美術館で展示された 「U.S.A -Untitled Scapes of America-」(2014)、「Trade Winds」(2018)などがある。最近では、 2022年に自身初となるパリでの個展を開催。
HP:https://yojiroimasaka.com IG:@yojiroimasaka
上田 尚宏(Takahiro Ueda)
2010年、東京藝術大学先端芸術表現修了。2011年より文化庁新進芸術家海外研修制度、吉野石膏美術振興財 団、DAAD(ドイツ学術交流会)からの助成を受け渡独。2019年に帰国後は東京を拠点に活動している。 主な展覧会に、The Still Point –まわる世界の静止点(kudan house, 東京, 2021)、SCAI 30th Anniversary Exhibition「アースライト―SFによる抽象の試み」(駒込倉庫, 東京, 2019)、Temporal Measures(white rainbow, ロンドン, 2014)、Land Politics(Valletta Contemporary, マルタ, 2019)、 Betwixt and Between(Galerie Tore Suessbier, ベルリン, 2013)、第14回岡本太郎現代芸術賞(川崎市 岡本太郎美術館, 神奈川, 2011)など。
HP:https://takahiroueda.com IG:@ tkhrd__
榎本 マリコ(Mariko Enomoto)
1982年生まれ、東京都在住。日本画家であった曽祖父の影響もあり、幼い頃から自然と絵のある環境で育 つ。ファッションを学んだのち独学で絵を描き始める。個展やグループ展で、植物や動物などに顔を覆われ た人物のアクリル画を中心に発表する。近年では書籍の装画、演劇のビジュアル、CDジャケットなど様々な ジャンルのアートワークを担当し、チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、川上 未映子の連載小説「⻩色い家」(読売新聞)の挿絵などを手がけている。
HP:http://www.mrkenmt.com IG:@mrkenmt_tmk
楊 建華(YANG Jianhua)
1995年中国深圳生まれ。2017年広州美術学院視覚デザイン学部アニメーション学科卒業。2021年東京藝 術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。アニメーション作家として世界中に活躍している。2D アニメーター、3DCG、ストップモーションなど様々なジャンルのアニメーションを制作し、デジタルハリウッド大学で講師を担当している。
■WATOWA GALLERYとは
WATOWA GALLERYは、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。
WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。2019年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9月より、初のWATOWA GALLERYの本拠地となる WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOを浅草・今戸にローンチ。