秋の砧公園を色とりどりの布がつながっていく。参加型アートイベント『 砧の布 』が 10月12日に開催!
~ 若手アーティストによる誰もが楽しめる参加型アートイベント ~
布を表現手段とするアーティストたちが、自然豊かな空間を生かした「作品展示」や、みんなで作る即興アートや自然素材を使って布を染める「ワークショップ」や「参加型アート」などを園内4か所で展開します。
「 砧 」という地名は、かつてで布を打つ音が響きわたったことが由来であり、染めた布を多摩川にさらしたことが詩情にうたわれるなど、“布”と深い関係がある地域。
その歴史にちなみ、砧公園を舞台に、布をテーマとするアートイベント「砧の布」を開催します。
秋の砧公園を巡りながら、色とりどりの布の世界を楽しむことが出来ます。
◾️開催概要
⚫︎開催期間:2024年10月12日 (土)
⚫︎開催時間:10:00~16:00
※雨天の場合は翌日13日(日)に順延いたします。
※延期の場合は都立砧公園の公式X(旧Twitter)にてお知らせします。
⚫︎開催場所:都立砧公園(入場無料・予約不要)
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1−1
【交 通】東急田園都市線「用賀」から徒歩20分
または東急コーチバス(美術館行き)「美術館」下車
小田急線「千歳船橋」から東急バス(田園調布駅行き)「砧公園緑地入口」下車
小田急線「成城学園前駅」から東急バス(二子玉川駅行き)「区立総合運動場」下車
【砧公園ホームページ】https://www.tokyo-park.or.jp/park/kinuta/
【公式X(旧Twitter)】@ParksKinuta https://x.com/ParksKinuta
■開催内容
●カーテンをゆく (作品展示)
参加アーティスト:西尾美也 (にしおよしなり) + 東京藝術大学学生
内 容:地元住民の方々から集めたカーテンが、砧公園の芝生広場に新しい装いを与え、
人々が集う柔らかな空間を作り出します。作品をご覧いただきながら、
東京藝術大学学生による生演奏などのパフォーマンスも楽しめます。
会 場:芝生広場
●今日を記録する布 (作品展示、参加型アート)
参加アーティスト:松田 唯(まつだ ゆい)
内 容:布に引き染めをして今日を記録します。砧公園の天気、湿度、風とそこに
居合わせた人によって記録される今日はどんな色でしょう。
費 用:無料
参 加 方 法:当日、自由に参加できます。
会 場:ねむのき広場
●大きなねむの木の下で(作品展示、参加型アート)
参加アーティスト:アラキケイ
内 容:夜になると葉を閉じる様子が、眠りにつくように見えることから名付けられた
「ネムノキ」。そんなネムノキの「夢」を布や糸で描きます。
糸を織り込む「つ づれ織」を体験できるワークショップも。
費 用:無料
参 加 方 法:当日、自由に参加できます。
会 場:ねむのき広場
●たたき染めワークショップ(ワークショップ)
参加アーティスト:COLORS OF MOUNTAIN
内 容:砧公園に自生している草花を使った、たたき染めのワークショップです。
好きな植物をハンカチの上に配置し、石でたたくことで色や形を写し出します。
完成した作品は持ち帰れます。
時 間:1回目10:00〜11:15/2回目11:30~12:45/ 3回目13:15~14:30/4回目14:45~16:00
費 用:無料
会 場:出会いの広場近く
※雨天順延で13日も雨天の場合は、砧公園内の別の場所で実施。
募 集 人 数:予約枠と当日枠合わせて各回10組(1組2名まで)
※お申し込み受付は先着順。
対 象:子供から大人までどなたでもご参加可能。
小学生以下の方は保護者の同伴が必要です。
参 加 方 法:ご予約は下記のリンクもしくはQRコードよりお申し込みください。
https://form.run/@kinutanonuno-tatakizome
※当日に参加希望の方は、会場まで直接お越しください。
※予約枠・当日枠ともに定員になり次第、受付を終了します。
●軽飲食の販売
キッチンカー等を出店し、軽飲食の販売を実施します。
場 所: 出会いの広場付近、ねむのき広場付近
~ 会場マップ ~
■参加アーティスト
◆ 西尾 美也(にしお よしなり)(美術家)@nishioyoshinari
東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 准教授。
1982年奈良県出身。東京藝術大学大学院博士後期課程修了、博士(美術)。
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開。六本木アートナイト2014ではテーマプロジェクトを手がけ、古着を再利用した大規模な作品を発表した。アフリカと日本をつなぐアートプロジェクトの企画・運営のほか、ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」も手がける。
※主な展示・プロジェクト:西尾美也+林央子《拡張するファッション演習》(浦安アートプロジェクト「浦安藝大」)、《パブローブ:100年分の服》(東京ビエンナーレ2023)、西尾美也+東京藝術大学学生《もうひとつの3拠点》(六本木アートナイト2023)など
◆ 松田 唯(まつだ ゆい)(テキスタイルデザイナー/アーティスト)@yuimatsuda_textile
1986年大阪府生まれ、高知県育ち。多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
引き染めやろうけつ染め、シルクスクリーンプリントなどの古典的な技法でテキスタイルから制作し、洋服や装飾などを手がける。テキスタイルブランド「YUI MATSUDA」を展開するほか、衣装やテキスタイルは舞台美術・広告・映像などで起用され、アパレルの枠にとらわれず活動している。
※主な展示:粟島芸術家村招聘作家(2014-2016)、瀬戸内国際芸術祭2016、現代地方譚8(すさきまちかどギャラリー、高知、2020)など
◆ アラキケイ(テキスタイルアーティスト)@ara_kikei
1998年東京都出身。多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻テキスタイルデザイン研究領域 修了。
経糸(たていと)に緯糸(よこいと)を織り込みながら自由に図柄を表現できる“つづれ織技法”を用いて、中世の時代よりタピストリーが神話や宗教上の物語、戦いの歴史や権力者の富などを描き伝えてきたように、現代版タピストリーの制作を通してコミュニケーションを試みる。情報化社会にあえて人の手で丁寧に長い時間をかけて織られたテキスタイルにより、人々の心に何かを届けることができるのではないかと考える。
※主な展示:医術と美術ーテキスタイルを通じたデザインと医療現場の対話ー(2021)、「いのちの居場所ー対話を生むテキスタイル」軽井沢病院作品寄贈(2023)、ニュウマン新宿 ARTwall ウィンドウ展示(2024)など
◆ COLORS OF MOUNTAIN @colors_of_mountain
( 鈴木 優香(すずき ゆか) 氏/宮田 有理(みやた ゆり) 氏/真田 緑(さなだ みどり) 氏)
山岳収集家の鈴木優香、ジュエリーデザイナーの宮田有理、テキスタイルデザイナーの真田緑の3人によるプロジェクト。2021年より活動を開始し、草木染めという技法を用いて、見慣れた山の植物が隠し持つ美しい色を探している。プロダクト制作・販売に加え、たたき染めのワークショップも各地で行っている。
◾️POPAP編集部より
都心からアクセスが良く、とても広い砧公園。季節も芸術の秋となり、秋の草木の中に色づいた布たちはとても映えそうですね。気軽に参加できるワークショップも多く、子供から大人までのびのびと楽しく参加できること間違いなし。是非、芸術の秋を楽しみましょう!