実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツをフィーチャーするロンドン拠点のイベントシリーズ「MODE」が東京にて開催。
初来日公演となるカリ・マローンはじめ、スティーブン・オマリー、イーライ・ケスラー、ベアトリス・ディロン、カフカ鼾、伶楽舎、FUJI|||||||||||TAなど、全5公演、11組のラインナップを発表。
ロンドンを拠点とする音楽レーベル兼イベントプロダクションの33-33(サーティースリー・サーティースリー)が贈る、実験音楽、オーディオビジュアル、パフォーミングアーツを紹介するイベントシリーズ『MODE』が復活。
2019年ロンドンでの開催以来となる2023年のエディションが、日本を拠点として実験的なアート、音楽のプロジェクトを展開するキュレトリアル・コレクティブBLISSとの共同企画により、東京都内複数の会場にて開催します。世界のアート、音楽シーンで評価を受けているアーティストたちが集結し、9日間にわたって国際的なアートプログラムを実施します。
今回の東京開催の背景には、主宰の33-33と日本の芸術や音楽との長年にわたるコラボレーションがあります。2018年にロンドンで発表された第一回のMODEでは、日本の作曲家、ピアニスト、電子音楽のパイオニアであり、先日3月28日に惜しまれつつ逝去された坂本龍一氏がプログラムキュレーターを担当しました。敬意と追悼の意を込め、MODEは今回のシリーズを氏に捧げます。
※公演チケットは各プログラム限定数での先着販売となっております、追加販売予定はございませんのでお早めにお買い求めください。
■開催概要
※以下、会場ごと詳細を記載しております。
【会場:The Jewels of Aoyama】
*Co-presented with Bar Nightingale
● 公演日時:5月25日(木)18:00開場/19:00開演 22:00終演
● チケット料金 : 前売6,000円[スタンディング:180名]
※ZAIKO ( https://mode.zaiko.io/e/TOKYO20230525 )にて販売中
● 出演者: Eli Keszler(イーライ・ケスラー/US)、カフカ鼾(Kafka's Ibiki/US, JP)、Park Jiha(パク・ジハ/KR)
● 会場: The Jewels of Aoyama 〒107-0062 東京都港区南青山5丁目3-2
一連のイベントシリーズの幕を開けるのは、NY拠点のエクスペリメンタル・パーカッショニストEli Keszler。Jim O’Rourke(ジム・オルーク)、石橋英子、山本達久によるトリオ、カフカ鼾。そして初の来日公演となる、韓国の伝統音楽を主軸とした現代音楽家 Park Jihaが出演するプログラム。また、このプログラムは世界中のアーティストらに支持される会員制の実験音楽バー「Bar Nightinegale」との共同企画で開催される。
【四谷区民ホール】 ※関連プログラム
● 公演日時 : 5月28日(日)15:30開場/16:00開演
● チケット料金 :前売3,000円・当日3,500円[全席自由:席数350名]
※伶楽舎 ( https://reigakusha.com/home/sponsorship/4403 ) にて販売中
● 出演者:伶楽舎(Reigakusha/JP)伶楽舎雅楽コンサートno.40 〜芝祐靖作品演奏会その4〜
● 会場 : 四谷区民ホール 〒160-8581 新宿区内藤町87番地
1985年に発足した雅楽グループ伶楽舎による『伶楽舎雅楽コンサートno.40 〜芝 祐靖作品演奏会その4〜』をMODE 関連プログラムとして紹介する。伶楽舎は現行の雅楽古典曲だけでなく、現代作品の演奏にも積極的に取り組み、これまでに湯浅譲二、一柳慧、池辺晋一郎、猿谷紀郎、伊左治直、桑原ゆうなど多くの作曲家に新作を委嘱。日本を代表する現代音楽家、武満徹作曲の雅楽作品『秋庭歌一具』の演奏でも複数の賞を受賞。長らく音楽監督を務めた芝祐靖は雅楽の世界に新風を送り続けた人物で、MODEで紹介される現代音楽表現のルーツの一部を体験できるプログラムとなっている。
【WALL & WALL】
● 公演日時 :5月30日(火)19:00開場/19:30開演 22:00終演
● チケット料金:前売4,000円[スタンディング:200名]
※ZAIKO ( https://mode.zaiko.io/e/TOKYO20230530 )にて販売中
● 出演者:Beatrice Dillon(ベアトリス・ディロン/UK)、Lucy Railton(ルーシー・レイルトン/UK)、YPY(ワイ・ピー・ワイ/JP)
● 会場:WALL & WALL 〒107-0062 東京都港区南青山3丁目18−19フェスタ表参道ビルB1
実験的電子音楽に焦点を当てたこの日のプログラムは、前作『Workaround' (PAN, 2020)』が、The Wire紙によって’Album of the Year’に選ばれた、ロンドン拠点の作曲家・サウンドアーティストのBeatrice Dillonと電子音楽レーベル「NAKID」主宰し、バンド「goat」の中心人物で作曲家・音楽家の日野浩志郎によるソロプロジェクトYPYが共演。イベントのオープニングを飾るのは、先日オランダのフェスティバルRewireにて世界初公開され反響を呼んだ アーティスト・詩人のパティ・スミスによるプロジェクト『Soundwalk Collective & Patti Smith』や、今回初の来日公演となるKali Maloneの作品にも参加する、イギリス人チェリスト・作曲家であるLucy Railtonの日本初公演。
【Shibuya WWW】
● 公演日時:6月1日(木)19:00開場/19:30開演 22:00終演(予定)
● チケット料金:前売4,500円[スタンディング:350名]
※ZAIKO ( https://mode.zaiko.io/e/TOKYO20230601 )にて販売中
● 出演者:Merzbow(メルツバウ/JP)、 Stephen O’Malley(スティーブン・オマリー/US, FR)
● 会場:WWW 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町13−17 ライズビルB1F
20年以上にわたり、SUNN O)))、 KTL、 Khanateなど数々のドローン/実験的プロジェクトの構想や実行に携わってきたStephen O'Malleyと、説明不要の世界的ノイズ・レジェンドであるMerzbow a.k.a. 秋田昌美によるダブルヘッドライナーショー。
【淀橋教会】
● 公演日時: 6月2日(金)18:00開場/19:00開演 21:00終演
● チケット料金:前売6,000円[全席自由:席数350名]
※ZAIKO ( https://mode.zaiko.io/e/TOKYO20230602 )にて販売中
● 出演者:FUJI|||||||||||TA (フジタ/JP)、Kali Malone(カリ・マローン/US, SE) presents: 『Does Spring Hide Its Joy』feat. Stephen O’Malley(スティーヴン・オマリー/US, FR)& Lucy Railton(ルーシー・レイルトン/UK)
● 会場:淀橋教会 〒169-0073 東京都新宿区百人町1-17-8
今シリーズのフィナーレは、新宿区大久保の多国籍な街中に位置する淀橋教会にて開催される。パイプオルガンによる作品で知られる作曲家・サウンドアーティストのKali MaloneがStephen O'Malley、Lucy Railtonとともに、国際的に高評価を得て、Billboard Classical Crossover 4位を獲得した最新作品『Does Spring Hide Its Joy (2023)』を日本初公演にて披露する。ダブルヘッドライナーとして、近年日本を拠点にヨーロッパ、アメリカで高い評価を得ている自作のパイプオルガン奏者でサウンドアーティストFUJI|||||||||||TAが登場。
33-33 について
33−33(サーティースリー・サーティースリー)は、ロンドン拠点のレコードレーベル兼イベントプロダクション。年間を通してイベントプログラムを企画制作するだけでなく、33−33レーベルからのレコードのリリースや、アーティストとともに個別のプロジェクトを制作するなどしている。
33−33は、イースト・ロンドンの教会にて2014年以来開催されているイベント『St John Sessions』を機に発足。過去にはガーナ、東京、ベイルート、カイロでイベントを開催している。2018年には音楽、アート、パフォーマンスを紹介するフェスティバル『MODE』を設立。2018年には坂本龍一氏がキュレーションを行い、2019年にはLaurel Halo(ローレル・ヘイロー)がプログラムを構成した。
Works of 33-33
・33-33/Selfridges コラボレーション – Zuli (エジプト): https://www.youtube.com/watch?v=tfaEX8XgR_I
・St John Sessions 抜粋映像 – Nils Frahm (ドイツ): https://www.youtube.com/watch?v=a9h533p3K4Q
・3時間の即興ライブパフォーマンス – マージナル・コンソート (日本): https://vimeo.com/186378824
・33-33/South London Gallery 横断的コラボレーション - Helm (イギリス) & Alice Mackenzie (イギリス) & ・Fernanda Muñoz-Newsome (イギリス): https://www.youtube.com/watch?v=8yMouEp-ptc
・Conceptual Soundwork – 鈴木昭男 (日本): https://vimeo.com/185578005
・33-33/South London Gallery コラボレーション: Space Studies
– 恩田晃 (日本):https://vimeo.com/249448364
■BLISSについて
BLISS(ブリス)は、2019年に日本を拠点として設立されたキュレトリアル・コレクティブ。アートと音楽の分野において、実験的な展覧会、イベントなど行う。抽象性が高く、実験的な表現を社会に発表、共有し続けることが可能な環境をつくることを目的としている。主なプロジェクトに、Kelsey Lu at Enoura Observatory (2019)、INTERDIFFUSION A Tribute to Yoshi Wada (2021)など。
WEBSITE・SNS:
WEBSITE(MODE): https://mode.exchange/
INSTAGRAM(MODE): https://www.instagram.com/mode.exchange/
WEBSITE(33-33): http://33-33.CO
TWITTER(33-33): http://twitter.com/3333label
FACEBOOK(33-33): http://www.facebook.com/3333label
INSTAGRAM(33-33): http://www.instagram.com/3333label