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【PARK GALLERY】写真家・阿部朋未による初個展『ゆるやかな走馬灯』を3月1日より開催!


  • PARK GALLERY 〒101-0021 東京都千代田区外神田3丁目5−20 Chiyoda City, Tokyo, 101-0021 Japan (マ⁠ップ)

写真家・阿部朋未による初個展『ゆるやかな走馬灯』を3月1日よりPARK GALLERYにて開催!

阿部朋未 個展 『ゆるやかな走馬灯』2023年3月1日(水)- 3月12日(日)

PARK GALLERY では2023年3月1日(水)より、写真家・阿部朋未による初個展 『ゆるやかな走馬灯』 を開催します。

宮城県石巻市で生まれ育ち、石巻を拠点に全国各地を行き来しながら作家活動を続けてきた阿部。学生時代に起きた < 3.11 > の体験を軸に、日々の暮らしという極私的でパーソナルな感情と、『被災者』というレッテルにも似たパブリックな感覚のあいだを揺れながら、絶えず写真と言葉で『いま』を表現をし続けてきました。『復興』という名の多様なコミュニケーションや石巻に根付くアートコミュニティを通じて、どんどん加速していく人生に対し「生きなければ」と強く感じた理由とは。そして故郷として長年寄り添った石巻を離れようと思った理由とは。

震災から12年。3月11日を迎えるこの会期に、近年の阿部が向き合ってきた様々な日常の風景や、揺れる感情が作品として並びます。小さな主語から語られる、緩やかな物語かもしれませんが、これは誰にとっても起こりうる静かな日常です。週末には、思いを語り合うような座談会イベントも開催予定です。ぜひ、日記をめくるような感覚で、展示に足を運んでいただけたらうれしいです。きっとみなさんの中に重なる、大切なものがあると思います。


アーティストステートメント

「人生がさらに加速し始めた。生きなければ。」

これらの作品は、今にもバランスを崩してしまいそうな自分自身を保つ為に、どうにか外の世界と繋がる為に、カメラとペンを携えて不器用ながらも必死に生きてきた私という幻燈機を通して映し出された、走馬灯のシーンの数々である。

2011年3月11日午後2時46分以後の人生はボーナストラック、またはエピローグとして生きてきたけれど、どうやらもう少し続くらしい。もしも続きを生きられるのであれば、幾分軽くなったその手足でどんな人生を生きていこうか。この走馬灯が流れ終わったら、席を立ち、静かにドアを開けるだろう。隙間から途端に差し込む光は眩しくもやさしくて、それだけでもう満ち足りていた。同時に「さよなら」も言えずに過ぎていったもの達が背中越しに手を振っている気配がして、涙が溢れたけれど前は向いたままだった。たとえ人生がその繰り返しだとしても、光が差す限り、私は生きていける。

ー 阿部朋未

開催概要

●イベント名:阿部朋未 個展 『ゆるやかな走馬灯』
●開催日時:2023年3月1日(水)~3月12日(日)
●開催場所:PARK GALLERY(東京・末広町 / 湯島)
東京都千代田区外神田3-5-20
<入場無料>
営業時間:13時~20時
定休日:月・火曜
最寄駅:東京メトロ 銀座線・末広町駅(徒歩約5分)千代田線・湯島駅(徒歩約7分) JR 秋葉原駅 / 電気街口(徒歩約10分) JR 御茶ノ水駅 / 聖橋口(徒歩約12分)

阿部朋未(アベトモミ)
1994年宮城県石巻市生まれ。尚美ミュージックカレッジ専門学校在学中にカメラを持ち始め、主にロックバンドやシンガーソングライターのライブ撮影を行う。同時期に写真店のワークショップで手にした"写ルンです"がきっかけで始めた、35mm・120mm フィルムを用いた日常のスナップ撮影をライフワークとしている。2019年には地元で開催された『Reborn Art Festival 2019』に「Ammy」名義として作品『1/143,701』を、2018年と2022年に宮城県塩竈市で開催された『塩竃フォトフェスティバル』に SGMA 写真部の一員として写真作品を発表している。

instagram:https://www.instagram.com/tm_amks
twitter:https://twitter.com/abtm08

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