クラウドファンディングで制作資金を募集した「Quai」の映像作品「Super Wonder Xmas」が12月21日（月）より期間限定で、原宿のデジタルサイネージで公開

原本悠、三崎了、前田豆コによる、アートディレクション・プロップスタイリングを行うクリエイティブコレクティブ「Quai（クワイ）」による映像作品が公開されます。

◆公開概要

1. 期間　　　2020年12月21日（月）〜12月25日（金）

2. 放映時間　1分間の映像を15分間隔

3. 場所　　　HARAJUKU STREAMIN ビジョン（東京都渋谷区神宮前 1-14-24 2F）

※12月25日限定でYouTube及びVimeoでの配信あり

◆プロジェクトの背景

11月上旬、「クリスマスの原宿をQuaiらしい作品で彩ってほしい」と放映場所の提供を受けスタートした本プロジェクト。

異なるバックグラウンドを持つQuaiの三人ならではの視点によって「今までにないクリスマス」を表現した斬新なショートムービーが制作されました。彼女達のユーモア溢れる奇妙な世界をブラウン管から楽しむ構成となった本作品。ノスタルジックな雰囲気を漂わせながらも、新たな流行を感じる個性的な組み合わせに思わず惹き込まれるビジュアル。印象的な色彩で彩られたレトロフューチャーな映像シーンの一つひとつは、まさにリアリティとファンタジーが同居する原宿ならではの演出です。

また、本プロジェクトはクラウドファンディングで制作資金を募集し、目標金額を超える163%の支援を集めたことでも話題になっています。支援者の想いを乗せた、新進気鋭のクリエイターによる初の映像作品を流行の発信地である原宿で、そしてご自宅でもどうぞお楽しみください。

◆「Super Wonder Xmas」ストーリー

20XX年、人々の交流は絶たれ、クリスマスは荒廃の一途を辿っていた。旧式のクリスマスが在庫処分される一方で、ツリーやチキンは形を変え、新たなクリスマスの概念として生まれ変わろうとしていたー。

◆Quaiコメント

今回、作品のビジュアルイメージの根底にあったのは、多様な価値観が集い、型にとらわれないファッションや新たな流行を生み出してきた原宿のカルチャーです。

流行の発信地である原宿とそこに集う若者たちの自由な交流は、何かを生み出したい気持ちを常に肯定してくれる実験と実践の場だったように感じます。また、00年代に思春期を生きた私たちにとって、原宿はカルチャーの担い手を目指すきっかけとなった場所でした。

今回、思い入れのある場所・原宿でカルチャーを拡張するとともに、これまでのクリスマスのイメージを書き換えるような作品を目指して、Quai初となる映像作品「Super Wonder Xmas」を制作しました。ビジュアル制作にあたって、散歩を楽しむ着飾ったチキンやオーナメントに身体の一部が用いられたツリーなど、リアリティとファンタジーが同居した原宿の街並みを思わせる演出を各シーンに散りばめています。

また、物語の軸となる荒廃した世界から新たな時代へとつながるクリスマスを描くことが、この困難な時代からの再起へつながればと思います。制約のある日常の中で人と人とが理由もなく集うことが難しい今、ユニークな未来の姿へと思いを馳せた本作品をぜひお楽しみください。

◆制作クレジット

Art Direction/Prop Styling: Quai

Director of Photography: Toshiaki Imaoka

Production managers: Hajime Yamamoto/Tatsuro Nakazawa

Online edit: Shunri Tanaka

Title Design: Ryo Misaki

Music: BROCK BEATS

Director: Takuma Matsuda

◆「Quai」プロフィール

美術制作・アートディレクションを手がけるクリエイティブコレクティブ。メンバーは原本悠（作家）、三崎了（グラフィックデザイナー）、前田豆コ（イラストレーター）。2012年美術大学在籍時に前身となるユニットを結成し、インスタレーション作品やパフォーミングアートを国内外で発表。現在、ユニットで培った経験を基盤に個々の専門分野を活かした継続的なビジュアル制作を行なっている。過去の実績に ha｜za｜ma 2020-21AWコレクションやチョーヒカルによるボディペイント作品のプロップスタイリングなど。

Instagram：https://www.instagram.com/qu_a_i/

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◆メンバープロフィール

原本悠

1993年熊本県出身。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース修了。収集物や取材記録を通して女性が内包する痛みと向き合い、版表現を用いたインスタレーション作品として再構築している。主なグループ展にCAF賞2019入選作品展(代官山・ヒルサイドフォーラム)がある。

Website：https://www.harukaharamoto.com

Instagram：https://www.instagram.com/ha____rk__/

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三崎了

1993年静岡県出身。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。装丁や展覧会、演劇、アパレル、CDジャケットなど幅広い分野のデザインを手掛ける。

Instagram：https://www.instagram.com/ryo_misaki_/

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前田豆コ

1993年東京都出身。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。「WHITE」イラストレーションコース1期を受講し、2020年よりイラストレーターとして活動を開始。主にデジタルイラストレーションや自身の絵を使ったモーショングラフィックを制作している。星野リゾート×エイベックス CREATORS WALL入選。ミュージックビデオ鑑賞と登山が趣味。

Instagram：https://www.instagram.com/mameko_maeda/