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【気鋭作家3名によるグループ展】 Tokyo International Galleryにて「Reflection & Repetition」を9月2日より開催


  • Tokyo International Gallery 〒140−0002 東京都品川区東品川1-32-8 Shinagawa City, Tokyo, 140-0002 Japan (マ⁠ップ)

Tokyo International Gallery、気鋭作家3名によるグループ展 「Reflection & Repetition」を開催

Tokyo International Gallery(品川・天王洲)では、気鋭作家・鬼頭健吾、大澤巴瑠、三浦光雅の3名によるグループ展、 「Reflection & Repetition」を開催いたします。グループ展メンバーによるART FAIR ASIA FUKUOKAへの出展も決定!

■Reflection & Repetition

人間的な技芸(アルス)、技術(テクネー)の徹底によって現れる「自然」がある。
その一方、「自然」の徹底によって現れる「自然」のテクネーやアルスもまた存在する。

三浦光雅と大澤巴瑠が展開するのは、芸術制作を拘束するルール、システムをつくり、そこで人為かつ意識的に技術や方法をコントロールしたうえで、その破綻を見せるというありかたである。ゆえにそこでは、人為、技術そのものが前景化されるが、その「破れ」とともに、「自然」が現れる。あたかも、この逆説のなかにしか、「自然」は顕現しない、とでも言うかのように。

三浦光雅は、置かれる線の配置や配色を乱数によって決定し、その指示書をもとに作品を制作する。その結果、作家の恣意的な決定は排除され、作品制作は、厳密なコントロール下に置かれることになる。だが、そこでは同時に、それを実行、出力する作家の身体性や無意識、偶然性が干渉する。

手描きのドローイングをデジタル技術で複製し、さらにその図像を手描きでトレースすることで絵画を制作する大澤巴瑠の作品においても、あるものをそのままトレースする行為のなかで、モデルとなる画像と身体とのズレやブレが露呈する。そこに見られるのは、人間的な技術と人間の生身の身体という「自然」との摩擦であり、交錯である。

だが、おそらく鬼頭健吾の作品に現れるのは、それとは逆の事象である。その絵画は、あらゆる意識的な制御、コントロール、画材の制約から解放され、絵の具がほとばしり、偶然性を野放図なまでに、最大限に活用したものに見える。そこで鬼頭の作品は、荒々しい「自然」そのものに接近する。だが、その結果、彼の作品では、画面内を再帰的にループするモワレやフラクタルに近似した幾何学的な構造=自然のテクネーが現れるのだ。

「自然」はいつでも人間的な技術(アルス、テクネー)の「破れ」のただなかから立ち現れる。だが、そこにおいてこそ、「自然」の幾何学、「自然」の整序が発現するのである。

■出展作家

鬼頭 健吾

フラフープやパラソル、スカーフなど日常にありふれた既製品を使い、そのカラフルさ、鏡やラメの反射、モーターによる動きなど、回転や循環を取り入れた大規模なインスタレーションや、立体や絵画、写真など多様な表現方法を用いた作品を発表している。それらは、現代の人工的な色彩感覚や輝きと、生命体や宇宙を感じさせるような広がりを混在させる。

大澤 巴瑠

2020年多摩美術大学美術学部油画科卒業。
2022年京都芸術大学大学院芸術研究科美術工芸領域油画科修了。ARTISTS' FAIR KYOTO2023参加。『複製』という行為にあえてわたしはバグを起こす。この行為によってコピーをしたはずが、印刷物は別のオリジナルに変容してしまっている。大澤はデジタルの複製をアナログで複製することにより、価値の曖昧さを作品に仮託し、可視化した作品を制作している。

三浦 光雅

「偶然性」「作為/無作為」を主なテーマに平面作品を制作。構図や配色といった意思決定の段階において乱数や指示書を用いることによって、制作者の意識的な作為を排除する。このことにより、身体による出力時のブレ、偶然性を純粋に浮かび上がらせる方法をとる。指示に従って機械的に描かれた作品にも固有の表情が生まれるように、淡々とした日々にも偶発性を見出し、イレギュラーな事象を肯定するために制作を続けている。

■開催概要

・タイトル :Reflection & Repetition
・会場:Tokyo International Gallery
・住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEXⅡ 2F
・開催期間 :2023年9月2日(土)〜 2023年10月21日(土)
・オープニング:2023年9月2日(土)16:00 〜 20:00
・休廊日:日曜、月曜、祝日

グループ展メンバーによるART FAIR ASIA FUKUOKAへの出展も決定!

Tokyo International Gallery(品川・天王洲)では、グループ展、 「Reflection & Repetition」の開催に合わせ9月22日開幕のアートフェア「ART FAIR ASIA FUKUOKA」へ出展することを発表いたします。

アジアをコンセプトとした唯一のアートフェア ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023を、マリンメッセ福岡B館にて9月22日〜24日に開催。アジアの玄関口である福岡の街に過去最多となる国内外の117ギャラリーが集結、アジアのアートの魅力と熱気が詰まったフェアを展開いたします。

■開催概要

・ART FAIR:ART FAIR ASIA FUKUOKA
・会場:マリンメッセ福岡 B館
・住所:福岡県福岡市博多区沖浜町2-1
・開催期間 :2023年9月21日(木)16:00 〜 20:00         <VIP View>
                          2023年9月22日(金)11:00 〜 14:00         <VIP View>
                          2023年9月22日(金)14:00 〜 19:00         <Public View>
                          2023年9月23日(土)11:00 〜 19:00         <Public View>
                          2023年9月24日(日)11:00 〜 17:00         <Public View>

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